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新刊とか旧刊のペーパーバック化とか、そんな感じ。

  • Madeleine Fagan et al. (eds), Derrida , Edinburgh
    ちょうど同時期に刊行のAdieu, Derrida翻訳はすでに刊行済み)と同じく、デリダ追悼文集みたいなのの1冊。今さらデリダについて書かれたものを読む気も、正直それほどしないんだけど、一応あげておく。とか言いつつ、これなんかちょっと気になってるんですけど、誰か読んだ人います?

  • Todd Dufresne, Against Freud , Stanford
    『フロイトに抗して』という題名を持ちつつも、どこかでフロイトを救おうとする意図も見えないではない1冊。とはいえ、とうの昔にフロイトなぞ息の根が止められているだろう(これとかこれとか参照)、と思えど、あたりを見回すになかなかそうも言い切れない雰囲気があるのを察知し、何ともやりきれなくなることもしばしば(こんなんが出ちゃってたりね)。

  • Stanley Hauerwas, State of the University , Blackwell
    副題に「学知と神の知」とあるように、知識の世俗化、というものを論じつつ、原題あるべき神学の姿、というものを論じているようだ。神学はともかく、知識の世俗化という点からは、気になる(神学自体も、じつは気にならないではないのだが)。

  • James Lull, Culture-on-Demand , Blackwell
    「危機に面した世界におけるコミュニケーション」という副題が示唆するように、「オンデマンド文化」と特徴付けされるグローバル化された文化を批判的に論じている、のかな。もしそういうものであれば、たっぷりと耳につばをつけて読むべきもの、でしょう。

  • Anne Friedberg, The Virtual Window , MIT
    「アルベルティからマイクロソフトへ」という副題を持つ、窓の文化史。これは何だかよく分からないけど、おもしろそうだなあ。

  • Lisa Gitelman, Always Already New , MIT
    エジソンのフォノグラフと国防総省のARPANETの事例研究を通して、「メディア」を論じる。これはたぶん、キットラーのこれと併せ読むべき1冊、でしょう。原題にある"Always Already"という句の含意が気になる。

  • Hans Ulrich Gumbrecht et al. (eds), Mapping Benjamin , Stanford
    まあ、「王道」のトピック、ですかねえ。つうか、これを読む前にご本尊をちゃんと読んどけ、って話なんですけど。

  • James H. Moor et al. (eds), Cyberphilosophy , Blackwell
    タイトルだけ見るとどうしようもなく胡散臭げではあるけど、ブラックウェルだからちゃんとしてるかな、というよくよく考えるとそれほど根拠があるわけではない予断をもとに、ちょっと読んでみたいかな、と(目次を確認しましたですけど、やっぱりちゃんとしてますね。情報論的形而上学ってのが気になる)。つうか、これ持ってるような気も……。

  • N. Katherine Hayles, My Mother Was A Computer , Chicago
    副題に「デジタルな主体と文学テクスト」とあるんですが、これだけだと果てしなく微妙だな……。まあ、きらいじゃないんですけどね、こういうのは、基本的に。

  • Barbara Stafford, Echo Objects , Chicago
    スタッフォードさんの本は、原本や翻訳とりまぜて、けっこう持ってるんですが、ほとんど1冊もちゃんと読んでいないという体たらくで。で、これは、そういう(どういう?)スタッフォードさんの新作で、何と図像学と神経科学の融合なんていうとんでもないところにまで突き進んでいるようです。これは持っときたいですな。また、いつもながらに、たのしげな図像が紙面に躍ってるのだろうし。

  • Damian Sutton et al. (eds.), The State of the Real , Tauris
    「デジタル時代の藝術における、リアルとは何か?」っつう本、かな。おもしろそうなような、つまんなさそうなような、微妙な感じです。おれとしてはそもそも、「デジタル」も「藝術」もくそもなく、「リアル」とは何か、ということがよく分からない。

  • Victoria Vesna, Database Aesthetics , Minnesota
    これも「デジタル時代の藝術」もの。それぐらいしか分からんけど、一応。

  • William Irwin, Metallica and Philosophy , Blackwell
    んー。

  • Paul M. Churchland, Neurophilosophy at Work , Cambridge
    認知哲学』でおなじみのチャーチランドさん(旦那のほう)による神経哲学もの。内容について詳しいことはよく分からんのですが、じゃっかんイントロダクトリな感じ、なのかな。まあ、これを読む前に、奥さんのほうのこれとか読んどけ、って感じですかね。つうか、ブレインワイズ、翻訳出てたのか。

  • Julian Dodd, Works of Music , Oxford
    音楽の存在論、もしくは、音楽作品を通して存在論一般を論じる? これは目を通してみたいけど、ペーパーバック待ちか図書館で、だな。

  • Hubert L. Dreyfus et al. (eds.), Companion to Heidegger , Blackwell
    2005年にハードバックで出ていたもののペーパーバック版。似たようなものとしてケンブリッジ版もあり。読み比べてみるのもおもしろいかもしれません。

  • Michael O'Sullivan, Michel Henry , Peter Lang
    現出の本質』のミシェル・アンリ入門本。アマゾン、品切れ早過ぎ。

  • Gerald J. Russello, The Postmodern Imagination of Russell Kirk , Missouri
    ネオコンの祖とも目されるラッセル・カーク研究。「ネオコン」という言葉自体は、いかにも日本風に「消費」されはしたけど、その震源まで振り返って考えられたことはほとんどなかったのではないか。この本自体は一次資料でもないし、そのうえ高いからちょっとあれだけど、今度アンソロジーが出るようなのでそれは読んでみよう。

  • Gerhard Richter, Thought-Images , Stanford
    『思考像』と題されたフランクフルト学派論。具体的にどういう内容なのかよく分からないけど、チェックしておくべき本ではあるな。

  • Hans J. Vermeer, Luhmann's "Social System" Theory , Frank & Timme
    ルーマンの『社会システム理論』について、ではあるんだけど、副題を見るとどうも「翻訳論」っぽいという、何だかよく分からない本。でも、目を通してはみたい。

  • Michael Boylan, The Extinction of Desire , Blackwell
    これも何だかよく分からない。どうも、じゃっかんフィクションくさいセッティングのもと、啓蒙主義を描いているらしいのだが……表紙の雰囲気からも窺い知れるとおり、「東洋風味」もあり、らしいです。
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IEのコンテンツアドバイザ機能を使って、はやしさんのブログ閲覧を不可能にするしかない。間違いなく三年は持たない。図書館を合法的に利用しましょうね、みなさん。
英司 2007/03/30(Fri)12:39:00 編集
<<ここが聞きたい>>
はやしさんはバックになにか大手のシンジケート団がいるとか、
上昇婚できるフィアンセがいるとか、
マルクスとエンゲルスのようなパトロンでもいるのか、
そこをみんなは聞きたがってるんだよ。

どうでもいい話じゃないんですよ。
ここが聞きたい。

田原総一朗風にやって見ました
英司 2007/03/30(Fri)15:59:00 編集
多分、某国のスパイだと思う。。。
謎だから面白いんだよ。
Sita 2007/03/30(Fri)19:07:00 編集
公立の図書館でも、ちょっと大きめの都市のそれに関しては、洋物も入れてくれたりすると、利用率がぐっと上がると思うんだが……って、大学の図書館を利用してしまえばいいのか。でも、あれって借り出しとかできたっけなあ。
はやし 2007/03/30(Fri)22:25:00 編集
で、べつだんおれには、とりたてたる謎はございません。つうか、「謎」というものは、対象の側にではなく、それを感じる主体の側にあるもんですよ。
はやし 2007/03/30(Fri)22:27:00 編集
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» なぜにムーディ?
すごくお話が面白かったです。本の話もとても興味深いです。私とはきっと正反対なタイプかな?
URL 2007/03/31(Sat)04:05
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