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ブクオフでの買い物の醍醐味というのは、もちろん、以前から欲しい読みたいと思っていた書籍を安価に購入することができる、ということが大きいのだが、それ以外にも、定価なら絶対に買わない、それどころか目に留まりもしないような書籍を、まあこの値段ならいいか、と買えるところにあると思う。そういう、偶然の出会いの記録。

  • 足立恒雄, 無限の果てに何があるか, 光文社
    これは、「定価なら絶対に買わない」という本ではないし、それどころか、以前「定価」で買った覚えすらあるのだが……。ともあれ、ダブってもまったく痛くないような値段だったので、確保。内容は、無限に関する哲学的な概念把捉の系譜のようなことも存外書いてあって、面白い。

  • 福原義春・他編, 文化政策入門, 丸善
    これも、「定価なら絶対に買わない」というほどではないけど、まあ、新刊で見かけても手に取ってパラ見して終わり、という本だろうな。「文化」というものが「政策」という制度に解消されることへの考察があれば、なおよし、なんだけど、そんなものをこれに期待するのはお門違い、というもの。

  • 『ウニタ』紙編集部・編, 君はグラムシを知っているか?, リベルタ出版
    「知っているか?」と改めて問いかけられると、「いや、ほとんど『名前だけ知ってる』って感じだね……」とお茶を濁しがちなので、購入。ちなみに、「凡例」のところに小さい字で、「紙幅の都合から、第三部『回想・研究・遺言』、第四部『若い世代へ』、文献一覧を割愛した」と書かれているが、こういう愚昧なことはいい加減やめてもらいたい。

  • 吉本隆明・山本哲士, 教育・学校・思想, 日本エディタースクール
    まあ、一応。

  • 経済産業省, 新経済成長戦略, 経済産業調査会
    こういう諮問機関の勉強の成果本というのは、案外バカにできないし、それなりに便利だったりする。

  • 海上忍, Mac OS X徹底活用ガイド, 技術評論社
    この手の本はけっこう持っているんだが、まあ、保護、ということで。というか、OSXがらみだとこれが気になる……。
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25年前の記憶。構造と力にグラムシと書いてあって、一体なんじぁこの名前「線虫かうじ虫」かいなと思ったものでした。それ以来、何度かこの名前を見るにつれて違和感はなくなりましたが未だに何をして何をやった人なのかは全く知りません。
ところでなぜか、あのニューアカかぶれした連れ達ですが、一人、二人と大学に戻り・・・。なんか、違和感があるような、ないような感じ。昔なら違和感無しに思えど、今ははやしさんに感化されて、「なんで、そんなサラシーマン並みに、意味のないことをわざわざするんじゃい」って、すごーーく違和感があったりして。連中、勿論文系です。
リーマン侍疲て候 2007/01/06(Sat)14:56:00 編集
グラムシ、ってのは、いまも昔もそほど認知されていない、というか、ごく表層的で通俗的なそれに留まってるふしはありますよね。そのくせ、たとえばネグリなんかに連なるイタリアン・ラジカルの震源として持ち上げられたりとかしていて、何だろうな、という感じではあります。

で、「意味のないこと」ですが、「意味のないこと」それ自体はべつにいい、というか、おれ自身は好きなんですが、その「意味のなさ」に関して、最低限の理路は通ってないと全然ダメとも同時に思いますので、いわゆる一部のニューアカ的なものに見られた「意味のなさ」は、まあ全然ダメでしょうね。
はやし 2007/01/07(Sun)15:40:00 編集
昔、山本哲士の本を読んだ記憶がある。フーコーの権力論だったか?蓮見や浅田に強烈な敵対心があるらしく、毒々しくて読む気にならんかった。反論はエレガントにやるほうがお洒落だと思った。
藤崎達哉 2007/01/07(Sun)16:21:00 編集
人の才能には、向き不向きというものがあり、町田康なんか、このままパンクロックをやっていたら唯のあほでしたでしょう。<a href="http
実際ご本人もその著書でそう述べています。いつしか小説を書いて、芥川賞他、メジャーな賞を総なめにして、今や作家としては押しも押されぬところに。
竹中平蔵氏の学者としての功績は、実のところ私自身が不勉強のせいでよく知らないのですが、あの「いかにも、ぼんぼん」という風貌とは裏腹に、悪党ばかりの自民党の先生の中で立回る手腕はなかなかのもので、意外にも政治家に向いている人でありました。同じ経済学者でも新地のホステス事件で足をすくわれた人とは雲泥の差です。
アッキーの器用(貧乏さ)については何度も述べている通りであり、彼は「極めて有能である」と思います。ただ、その能力が、一事を深く掘り下げるということを往々にして求められる学者向きではないというだけのことです。彼が何に向いているかというと、まずタレント。5行程度で書ける内容で、これだけの時間を引っ張れるってのは、久米宏や田原総一郎も嫉妬するのではないでしょうか。<a href="http
彼は、マスコミや芸能界で少し揉まれれば、映画監督なんてところでも世界的に大成するかもと思います。
佐和の情実で助教授にしてもらったと陰口をたたかれてまで大学にしがみつくより、町田康のように一気に方向性を変えて、その才能を開花させてもらいたいと日々思う次第です。
リーマン侍疲て候 2007/01/07(Sun)19:35:00 編集
アッキーの学者としての適性、ということに関しては、それを判断する材料があまりにも少ないので何とも言えない、というか、判断する材料が稀少であること自体がその適性をよく物語っている、とも思うのですが、ただ、おれはリーマン侍さんのように、反語として「優秀」と言うのではなく、じっさいにある一定レヴェル以上の優秀さをアッキーは有している、と思いますので、もうちとがっつりしたアカデミア向けのことをしてほしいな、と思っています。
はやし 2007/01/08(Mon)01:04:00 編集
反論はエレガントにやるべし、というのは、基本的にはその通りですよね。ただ、毒々しい反論まみれの書き物でも、それが藝になっていさえすれば、ぼくはけっこう好きです(ex.田川建三)。
はやし 2007/01/08(Mon)12:51:00 編集
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