買い納め [本]

あっち（アメリカ）から持ってきたパンツやら靴下やらが底をついたので、それを買いに近くのイトーヨーカ堂に行ったついで、そのなかに入っている本屋で買い納め（たぶん）。

• 藤崎達哉, 最新デリバティブの基本とカラクリがよ〜くわかる本, 秀和システム
  こんなちっこい本屋には置いてないだろうなあ、とあんまり期待せずに、一応それふうの棚を見てみたら、ありました。「デリバティブ理論にまつわるエラ〜イ数学者達の輪」の「〜」が藤崎さんだなあ、とくだらない感想を持った。
  
  
• 仲正昌樹, 集中講義！　日本の現代思想, NHK出版
  これは、この間三省堂で見かけたとき、「ああ、またか」という感じでちょっとバカにしてたんだけど、今日あらためて手に取ってみたら、案外面白そうで買ってしまった。まあ、だいたいは知っていることではあるんだけど、あえてそういう既知感だけを満足させる読書というのも、年の瀬にはわるくないのではと。
  
  
• 稲葉振一郎・立岩真也, 所有と国家のゆくえ, NHK出版
  ええ、買ってなかったですよ。だって、おれが渡米してすぐ、っていうタイミングで出やがったんだもん。で、これは、いまさら言うには及ばないかもしれないけど、稲葉振一郎と立岩真也という、噛み合うような噛み合ないような2人による、連続対談集。ぱらぱら読んでみて思ったことは、稲葉さんはこういう話し言葉のほうがよく、逆に、立岩さんは書き言葉のほうが全然いいな、という、まったく本質には関わらぬこと。まあ、こういう対談本のじっさいは、話された言葉をもとにした書き言葉、ではあるから、如上のような感想は的外れ、ではあるんだけど。