精神（の「異常」）を「読む」 [本]

中井久夫『精神科医がものを書くとき』におされて、何冊か精神病論、より限定的には分裂病論の本を買ったり借りたりした。

Schizophrenia As a Human Process Harry Stack Sullivan (W W Norton & Co Inc, 1974)

中井久夫といえばサリヴァン、サリヴァンといえば中井久夫、なので、まずはサリヴァンの、たぶん主著と目されることが多いであろうこれを、借りてきた。じつは、サリヴァンを読むのは、はじめて。中井久夫（他）による翻訳あり。

La schizoprénie Eugène Minkowski (Payot, 2002)

これの旧版（ちなみに、装丁および紙質とも、旧版のほうが、よかった）持っているのだけど、図書館に所蔵がなかったので、買った。どちらかと言えば Le temps vécu のほうが読みたかったのだけど、こちらも仏語原版は日本で持ってるし、さらに、英訳が図書館にあるしで、買うのはパスした。

La schizoprénie も Le temps vécu も、それぞれ『精神分裂病』および『生きられた時間』として翻訳あり。