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のびのびになっていた借り本メモ。
A New Introduction to Modal Logic G. E. Hughes and M. J. Cresswell (Routledge, 1996) |
Possible Worlds (The Problems of Philosophy) John Divers (Routledge, 2002) |
Possible Worlds Rod Girle (Mcgill Queens Univ Pr, 2003) |
Possible Worlds, Artificial Intelligence, and Narrative Theory Marie-Laure Ryan (Indiana Univ Pr, 1992) |
On the Plurality of Worlds David Lewis (Wiley-Blackwell, 2001) |
Reference and Modality Bernard Linsky (ed.) (Oxford Univ Pr, 1971) |
様相論理および可能世界にかかわる本を、べべべっと借りてきた。
1冊目は、あえて説明するまでもないような、様相論理の定番教科書。日本の住処から持ってこなかったので、借りた。様相論理そのものの教科書としては、ケンブリッジ理論計算機科学叢書のものが好きなのだけど、量化ヴァージョンも込みにした評価となると、いまのところやはりこれになるのではないかと。(ただ最近、『哲学者のための様相論理』という、量化様相論理にもかなり紙数をさき、そのうえ教育的配慮にも眼が行き届いた本が出版されたので、今後も「定番」の地位を保持しつづけることができるかどうか、なかなか見所)
2冊目3冊目は、様相論理に意味論を与えるさいに大活躍する「可能世界」という考えを中心的に扱ったもの。前者のダイヴァース本は、「可能世界」ということが示唆する実在論を、いくつかの類型に分けて考察している。後者のガール本は、同著者の前著Modal Logics and Philosophyのほとんど増補版と言えるもので、かつ半端な増補により全体の可読性が落ちてしまっているように思われるので、すすめるならだんぜんModal Logics and Philosophyをすすめる。
4冊目は、ずっと前から気になりつつも、いまだちゃんと読んでいない、可能世界論、人工知能論、そして物語理論というみっつをからめて論じた魅力的な書物。ただ、魅力的ではあるけれど、ちょっと垣間見たかぎり、注意して読む必要がある本、という印象も受ける。翻訳あり。
5冊目は、もうほんと何の説明も要るまい。哲学界で、いや、世界でルイス以外誰も擁護しないようなことを、生涯にわたって擁護しつづけた男の、基本書。「夏休み中に読むぞ!」と宣言し、読書メモのページを作ったにもかかわらず、ちゃんと読めなかったので、またしても借りてきた。そういう心がまえで読もうとしている本は、ほんとうは買ったほうがよいのだろうけど、日本の住処にあるので、なかなか購入ボタンが押せずにいる。
6冊目は、「様相」という概念を「指示」という問題にからめてあつかった論文をあつめたアンソロジー。これも日本の住処で所有しているのだけど、「様相の論理と形而上学」ゼミで読む論文がけっこう所収されていることもあり、借りた。(のみならず、古本で注文もしたので、じっさいには2冊目を所有することになる)
An Essay on Free Will Peter van Inwagen (Oxford Univ Pr on Demand, 1986) |
「両立不可能性 incompatibility」(決定論と自由意志は両立しない、という見解)をめぐるゼミのために、借りてきた。もっとフォーマルな書きぶりを想像していたので、思いのほか字ばっかりのページにちょっとがっかり。
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