買い本 [本]

さいきん買ったものをぞぞぞっと。

Questions of Form: Logic and the Analytic Proposition from Kant to Carnap Joelle Proust (Univ of Minnesota Pr, 1989)

The Semantic Tradition from Kant to Carnap: To the Vienna Station Alberto J. Coffa (Cambridge Univ Pr (Sd), 1991)

（サブ）タイトルに「カントからカルナップへ」とつくものシリーズ。ほんとうは、この本も買ってから、これらをざっくり読んで、しかるのち、「カントからカルナップへ」と副題につく本がそれなりに多い（とおれは思う）ことの結構を探るエントリでも書こうと思っていたのだけど、もちろんそんな時間はなく。

それはともかく、『意味論的伝統』はけっこう昔からほしかった本なので、やっと手に入れられてうれしい。

The Foundations of Arithmetic: A Logical-mathematical Investigation into the Concept of Number Gottlob Frege (Longman Pub Group, 2007)

言わずと知れたフレーゲ『算術の基礎』（翻訳）。旧訳しか持っていなかったので、買い。哲学的論理学の本を何冊か（これとかこれとかこれとか）コンパイルしているデイル・ジャケットのイントロもお役立ちっぽいこともさることながら、とにかく安い！　これは、何であれ「買い」でしょう。

Plato and a Platypus Walk into a Bar . . .: Understanding Philosophy Through Jokes Thomas Cathcart (Penguin USA (P), 2008)

生協でこれとともに見かけ、後者がじゃっかん「純原理的考察」に終始し、「ジョーク」の実例が乏しいのに比べ、この『プラトンとカモノハシ』はけっこうその実例に富み、「ジョークを通して哲学を学ぶ」というより「哲学を通してジョークを知る」ことを求めていたため、こちらを購入。

以下3冊は古本屋で入手。

What Computers Still Can't Do: A Critique of Artificial Reason Hubert L. Dreyfus (Mit Pr, 1992)

この翻訳の新版（かな？）。「反AI」というと名前が挙りがちな本だけど、おれはけっこう素朴に「いけるんじゃん？」と思っているので、いろいろと反問しながら読めればと。

The Sciences of the Artificial Herbert A. Simon (Mit Pr, 1996)

以前ルーマンの悪口を書いたおり、ちょろっと言及した本。どういう本かは、おれがはんちくに説明するより、こちらの紹介を読んでもらうにこすはなし。

ここで挙げたのは第3版（翻訳もあり）だけどじっさいにおれが買ったのは第2版（って、そんなことはどうでもいいか）。

• S.W. Frost, Insect Life and Insect Natural History (Dover Publications Inc.)

虫本。

けっこう昔に刊行の本だけど、昆虫学の「いろは」を知るには、けっこうよい本、のような気がする。