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ま、一昨日のネタの続き、って感じですかね。
アマゾンのウェブ・サーヴィスを使って、打ち込んだ文字列を、その文字列を含む本で描画してくれます。しかも、パーツとなっている本をクリックするとその本の詳細情報まで出てくるという……素晴らしきテクノロジーの無駄遣い!
いや、ほめてます。
全ての複雑な生態系には、寄生するものがある
ETECHでのコリーの講演。
で、コリーの言う「生態系」っていうのは通常の意味よりもすごく広くて、たとえばCDにはCDの、DVDにはDVDの「生態系」があるって言うんだけど、その生態系に寄生するものが、翻ってその生態系を豊かにする……って感じだと思うんだけど、あとで講演原稿読んでみます。
フォークソノミー、あるいは、いかに私は心配することを止め、混沌を愛するようになったか
ETECHレポ。FlickrのStewart Butterfield、Del.icio.usのJoshua Schachter、WikipediaのJimmy Walesという、豪華メンバーによる座談会。
以下、コリーのノートからちょこっと抜粋。
Jimmy: 長いこと「記事のカテゴリー分けが出来たらなあ」って思ってて、やっと去年の夏それを実行に移せたんだ。英語版のWikipediaでの最初の2週間ってのは、もうありとあらゆる種類のカテゴリーが氾濫して……って感じで大変だったよ。ドイツ語版ではもうちょっと事態は穏やかだったんだけど、それも数週間後にはしっちゃかめっちゃかなことに……。でも、ユーザのみんなが調整してくれたんで、そういう混乱も収まった。そういう風に「ユーザにまかせる」ってのがWikipediaのやりかただからね。それ以外には考えられなかったよ。
Stewart: 実際のところ、Flickrには「カテゴリー」ってのがあるわけじゃないんだ。「カテゴリー」っていうより、ユーザが覚えやすいような「メモ書き」って感じかな。もしぼくが自分の「ノルマ」って名前の母親の写真に「ノルマ」ってタグ付けたとしても、別にそれ、「ノルマ」ってカテゴリー、ってことではないでしょ? 「フォークソノミー」って言葉に関してぼくが残念に思うのは、それが「カテゴリー分け」に置き換わるもの、っていう含みを持っているってことだな。人は、それが何を持ってるか、あるいは持ってないかを示すことで、物事をカテゴリー分けする。たとえば、哺乳類は毛があって……とかね。"a"という性質を持っていたら、何であれ"a"に区分けされるんだよ。
Joshua: ぼくはテキストファイル形式で20,000ぐらいのリンクを集めてたんだけど、ふとしたきっかけでそれらのリンクにハッシュマークと短いコメントを加え始めたんだよね。そうしておくと、たとえば"Wifi"でそれらのリンクをgrepして、その結果を友だちに送る、なんてことも出来ちゃう。そうこうするうちに、これのウェブヴァージョンを作って、友だちにURLを送れるようにもなった。でも、それってスタンドアローンだったんだよね。それで、徐々にこいつを大人数で使えるようにしていった、と。で、こういうグループの行動で面白いのは、カテゴリー分けではないタグ付け、なんだよね。たとえば、「読むこと To Read」ってのはカテゴリー分けじゃないけど、みんあそういうタグ付けをするし、そのそれぞれが社会的個人的コンテクストを持っている。みんなが一緒になってタグ付けして、で、そいつをRSSで流してるなんて……これが一番の驚きだね。
ヴァチカン vs. ダン・ブラウン
教皇庁がダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』に難癖を付けているようです(写真は教皇庁より「難癖付け係」に任命された、Tarcisio Bertone枢機卿)。
以下、Tarcisio Bertone枢機卿の発言より。
多くの小説はよいものですが、この本は腐った食べ物のようなものです。
……
この本には教会に関する、キリスト教の本当の歴史に関する、そしてキリスト自身に関する、悪意に満ちた嘘に溢れています。
……
普通の本屋の店頭からこの本を一掃することは難しいでしょうが、まず最初の一歩として、カソリック系の本屋ではこの本は売らない、ということから始めたいと思います。
でも、そんなこと言ったら、もっとキリスト教をくそみそに言った本なんて……まあ、ベストセラーだから、かな。
"On Bullshit"からの引用はダメ?
それこそBullshit(たわ言)だぜ!って感じですが、Boing Boingの読者が、プリンストン大哲学科所属ハリー・フランクフルトの著作"On Bullshit"(この本、一瞬だけ話題になりましたよね。学術的著作なのに、タイトルに"Bullshit"っていう卑語を使ってる、ってことで)から131語だけ自分のブログに引用したところ、著者からいちゃもんが来た、とのこと。
「この男は自分の著作に引用ってもんをしたことがないのだろうか? フェアユースって言葉を聞いたことがないんだろうか?」って、そのいちゃもんをつけられた人が言ってますけど、全くだ。
で、多分このBoing Boingのポストがあったから、なんだろうけど、この読者のもとにフランクフルトから謝罪もメールが来た、とのこと。「引用してくれて逆に感謝してます」だって。
独立した個人と、賢い群衆
ETECHレポ。『群衆の叡智:なぜ多くの人たちで出し合った考えの方が、少数の人たちで出し合った考えよりもスマートなのか、またいかにして集合的叡智はビジネス、経済、社会、そして国家を形成するか』(なげー)という本の著者であるJames Surowieckiの講演。
ここではLinuxなんかのオープンソース開発事例を挙げて、大人数で何かをなすことの利点、についてしゃべってるみたいです。
コリーのノートはこちら。
まあ、日本人の場合、あんまり人が見ていても、たとえば困っている人を助けたり、ってあんましなかったりすると思うんですが、でも「そうかもしれぬ」ってことではありますよね。
で、この度ハーヴァード大が行った実験で判明したところによると、実際に人が見ている、というシチュエーションではなく、上に掲げたような人型ロボットの写真があるだけでも、行動が「いい人」のそれになるそうです。
NewScientistのこの実験に関する記事はこちら。
野生のロボティクス
ETECHレポ。「本物のサイバーパンク・ヒロイン」とコリーに評されたNatalie Jeremijenkoの講演。
AIBOのようなインタラクティブなロボットから何を学べるか、ということについて。
スリランカ・ヒップホップ
こっからtorrent入手可。"Tsunami_Terror_Mixxx.mp3"ってのが多分そうだと思います。
上の写真、アニメーターたちの仕事場、ってことなんですけど、これ「個室」とかそういうレベルではなく、小屋じゃん。
ここでもうちょいピクサースタジオの写真が見られます。
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