忙しいときにかぎって本が到着する。 [本]

ほんと、届いた本をゆっくり検分するひまもありません。

A Theory of Justice John Rawls (Harvard, 1999)

Lectures on the History of Moral Philosophy John Rawls (Harvard, 2000)

Lectures on the History of Political Philosophy John Rawls (Harvard, 2007)

で、届いた本はご覧のようにいずれもロールズもの。

A Theory of Justice は、もう何の説明も要らないでしょうが、現行入手可能な翻訳本はどーにもこーにもらしいので（だから、えらく有名なわりに、日本ではこの『正義論』についての突っ込んだ議論をあまり見かけないんかな）、早いとこ川本さんによる新訳がでることが望まれます。つうか、日本にこのRevised版はあるので、こっちのOriginal版を買えばよかったかな、といまさらながら。

2冊目の道徳哲学講義も翻訳あり。倫理思想ゼミのためのペーパーで、カントの定言命法について書こうと思っているので、この本のカント講義は「必読」ですね。

3冊目の政治哲学講義は、たぶん翻訳なし。ホッブズ、ロック、ヒューム、ルソー、ミル、そしてマルクスという、まあ妥当なラインを扱っています。

そういや、ロールズに関係ないでもないことで、ひとつ書きたいと思っていたテーマを思いだした。ペーパーの準備をしがてら、書けたら書こう。