紀伊国屋新宿南店で洋書セールをやっていました [本]

新宿南店の洋書セールと言うと、いつもは「セール限定品」みたいなくくりで品物が用意され、そういうのが3階入ってすぐのところとか、高島屋の催事場を借りてとか、そういう感じで投売りされていたのに、今回は「店頭在庫どれでも20%オフ！」という、いいんだかわるいんだかよく分からない開催形態だった。

しかも、店頭価格から20%引いたにしても、それでもまだ向こうのアマゾンで買うほうが安かったりもするので、それほど食指は動かず、ごくごく控えめな「戦利品」の顔ぶれとなりましたとさ。

• Joseph R. Shoenfield, Mathematical Logic , ASL
  もともと持っていたのがアメリカでの引越しのさいになくなってしまったので、買いなおし。これは、20%オフなら向こうで買う値段とそれほど変わらないし、なにより、お守りのようにいつでも携帯していたい1冊なので、ほとんど迷わずに購入決定。
  
  
• Slavoj Žižek, The Ticklish Subject , Verso
  じゃっかんバカにしているように響いてしまうかもしれないけど、なにか肩肘張らずに気楽に読める本、ということで購入。ジジェクの本はどれをとっても、理論展開は雑だし、前提条件の吟味もお寒いかぎりだけど、アイディア的にはおもしろいことを言っている、ように思う（こともある）。ゆえに、どの本でもべつによかったのだけど、いちばん分厚く、そして文字密度の多かったこれにした。
  
  
• Gérard Genette, Discours du récit , Seuil
  ジュネットの、たぶん「主著」と呼ばれるであろう書物がやっとこさポッシュ化されたので、購入。ちょうど、プレイヤッドでえっちらおっちらA la recherche なんぞを読んでたりもするので、いろいろとじっさいに考えるところも多いのではなかろうかと。

つうか、またアメリカに出発するまでに、めぼしい日本語の本のほうを買っておかねば。これとか気になるんだよな。