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曽我部恵一という人、およびその彼がやっている(いた?)サニーデイ・サービスというバンドについては全然知らないのだけど、中原昌也との対談がものすごいことになっている、という話はいろんなところでつねづね聞いていたので、あまりいい印象を持っていない雑誌「クイックジャパン」第9号をわざわざ買い求め、読んでみた。
いや、ほんと、うわさにたがわぬ、というか、おれにとってはうわさ以上のしろものだった。「大笑いした」とかそういう評も見かけたけど、これはもう笑えないぐらいの寒々しい出来。
一応、サニーデイ・サービスという人たちとからめて「90年代フォーク」なるものもテーマになっているらしいんだけど、インタヴュ開始からしてそういうお題をもとに話を進めていくという魂胆ががらがらと崩れていっている。
編集部 じゃあ、まずは中原さんのフォーク体験から話を始めたいんですけど。フォークとか聞きます?
中原 全然。
編集部 フォークのレコード持ってないんですか?
中原 ないですよ。
編集部 三上寛とかも?
中原 あんなの好きってバカですよね。
それでは何が語られているのか、と言うと、これが、中原昌也の嘘まみれの発言(ウルフルズは大好きでとくにセカンドが好き、と言いつつ、アルバムタイトルを聞かれると「え……」と絶句してしまう。高速を飛ばすときにはもんた&ブラザーズをかけている。『セーラームーン』には衝撃を受けた。ビーチボーイズは「ココモ」しか聴いたことがない、等々……)と場違いな罵詈雑言(あるレコード屋を評して「あんなとこ行くヤツ、みんなバカ。死んじゃえばいいんだよ。燃えちまわねえかな、あんな店。あんなとこ、忌まわしい人間だけが出入りする店でしょう。ほんとムカツクわ。カス! カス!! カス!!!」)とサニーデイ・サービスへのいい加減な提言(「原始人ルックとかでステージに出たりしないんですか?」「ダンサー入れましょうよ」「あと、ムーグとか今、流行っているからさあ、がんがん入れようよ!!」)が大半を占め、それに対する曽我部恵一はなかばヤケクソ気味に「ああ、いいですね」とか話を合わせおり、それがまた荒涼っぷりに拍車をかけている。
ほんと、何を考えてこれをそのまま掲載しちまったんだろう?
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