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カテゴリー化には限界があるということが言われる。曰く「ものごとは、『あれかこれか』というカテゴリーで語れるものではない」。また曰く「おれはひとつのカテゴリーには収まりきらない」。しかし、いっさいがっさいのカテゴリーを放棄し「さら」の状態で事物を見るということはできないだろうし(廣松渉の表現を借りれば、われわれは「カテゴリー」という色眼鏡を通してしか世界を見られない)、ある人/ものが端的にカテゴリーの「外」に出るというのもできそうにない(カテゴリーの外に出た途端、「カテゴリーの外」というカテゴリーが生み出される)。
ならば、あるものを「あれかこれか」というカテゴリーで語ることがむずかしいのであれば、カテゴリーの粒度を上げればよい。また、あなたがあるひとつのカテゴリーに収まりきらないというのであれば、あなたに当てはまるようなカテゴリーをどんどん身にまとえばいいのだ。そして、ひとつのカテゴリーの粒度も、ひとりの人がまとうカテゴリーの数も、人間の認知限界を超えるぐらいに細かく、多くしてしまえばいい。もはや、「カテゴリー」というものは用をなさないぐらいに。そして、われわれは、もうそんな段階にいるのかもしれない。
(ドゥルーズ=ガタリ風のことを言ってみました)
ならば、あるものを「あれかこれか」というカテゴリーで語ることがむずかしいのであれば、カテゴリーの粒度を上げればよい。また、あなたがあるひとつのカテゴリーに収まりきらないというのであれば、あなたに当てはまるようなカテゴリーをどんどん身にまとえばいいのだ。そして、ひとつのカテゴリーの粒度も、ひとりの人がまとうカテゴリーの数も、人間の認知限界を超えるぐらいに細かく、多くしてしまえばいい。もはや、「カテゴリー」というものは用をなさないぐらいに。そして、われわれは、もうそんな段階にいるのかもしれない。
(ドゥルーズ=ガタリ風のことを言ってみました)
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たぶん、オリーブ少女にしても森ガールにしても、ある人たちには「(そのある人たちがオリーブ少女や森ガールよりも早く、そして深くかかわっていたことの)うわっつらをかすめとっているだけ」と映ったのかもしれない。でも、「うわっつらをかすめとっているだけ」でもいいじゃないか、と思う。ぜんぜん「かすめとって」いないよりははるかにましなはずだから。さらには、何にもかすめとっていなくても、その人がたのしく生きているのであれば、それでいい、とも思う。ようは、一人ひとりが、それぞれのやり方でたのしく生きていれば、それでいい。何ぴとにも、彼や彼女たちが感じるたのしさを批判する権利はないのだから。(ただ、「うわっつらをかすめとっているだけ」という場合、そうした「うわっつらのかすめとり」のその先にはおそらく、よりおおきな「たのしさ」があるはずで、そうした「よりおおきなたのしさ」を、「こんなんもあるよ」と教えてあげるのもいいし、「何にもかすめとっていない」という場合でも、その人が好きそうなものを、おせっかいにならない範囲で、「こんなもんもあるよ」と教えてあげるのも、むだではない。そのほうが、「たのしさ」をめぐって何だかよく分からない序列争いに興じるより、よっぽどましだ)
まあ、「森ガール」みたいなもんですよ。(って、「森ガール」という言葉自体もう通じなかったりして)
建てものがうす暗いからかな。
あと、かりに『オリーブ』を読んでいたにしても、たとえばストローブ=ユイレ映画祭の通し券を買ってアテネ・フランセに通っちゃうような人は「オリーブ少女」というカテゴリーからは外される気がする。なんとなく。
あと、かりに『オリーブ』を読んでいたにしても、たとえばストローブ=ユイレ映画祭の通し券を買ってアテネ・フランセに通っちゃうような人は「オリーブ少女」というカテゴリーからは外される気がする。なんとなく。
日仏の中庭でカフェオレとか飲んじゃうんですね。分かります。
可能世界のオリーブ少女
[本]
ぼくが女だったらまずまちがいなくオリーブ少女になっていたと思われるので『オリーブ少女ライフ』は「そうであったかもしれない自分の過去」を「追体験」するうえでもぜひ読みたいと思っています。
その昔フリッパーズ・ギターのふたりが雑誌のインタビューかなにかで「アズテック・カメラとモノクローム・セットのちがいが分からない人がいるけど、ぼくらからするとぜんっぜんちがうからね」というようなことを言っていて「アズテック・カメラとモノクローム・セットのちがいが分からない人とかさすがにおらんだろ」と思った。
音楽で「俺ジャンル」のようなものを設定してその俺ジャンルに沿って手持ちのレコードなりCDなりを分類している人はけっこういると思うのだけど、世間でいっぱんに「ミニマルテクノ」と呼ばれている無機質かつあまり展開のない電子音楽のサブジャンルとしてぼくは「ひたひた系」と「淡々系」というのを設けている。このふたつのサブジャンルのちがいというのは、そのちがいを設けた本人ですら「うーん、これはひたひた系かな? それとも淡々系かな?」と分類に困ることがしばしばあるような代物で、「だったらそんなサブジャンルなんて設けなくていいじゃん」と言われてしまうかもしれないのだけど、でも、「ひたひた系」と「淡々系」のあいだに、びみょうではあるけどたしかなちがいというのがあるのです(すくなくともぼくのなかでは)。
それもまあ、具合がわるいときの過ごし方のひとつです。
つまりは、ぼく、インチキくさいってことですか?
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