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ジョン・フェイヒイのドキュメンタリー『ブラインド・ジョー・デスを探して』を見ました。

見たことのあるフッテージも多く、関係者による証言もそこまで新しい発見をもたらしてくれるわけではありませんが、動くジョン・フェイヒイがまとめて堪能できるという点ではよかったです。とくに、女の司会者の人との番組で、目はトロンとしているししゃべる言葉は不明瞭きわまりないしその受け答え自体も人生なめきった感じなのに、いざギターを弾かせるとやっぱりあの「ジョン・フェイヒイ」に他ならず、その人柄の徹頭徹尾自堕落な感じによって演奏の神気迫る感じが際立つところとか何とも言えません。


それにしても、つねにトロンとした目でしゃべる言葉は不明瞭きわまりなくベッドサイドには薬の瓶が散乱しているというどこに出しても恥ずかしくない社会不適合者なのに、何食わぬ顔でUCバークリーの哲学科を経てUCLAで修士を取ってるとか、ちょっとずるいですね。(もっとも、社会不適合者だからこそ、そういうキャリアをたどった、とも言えそうですが)
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ぼくは数字を覚えるのが苦手だ。円周率だって「3.14……あと、何だっけ?」ってなもんだし、2 の常用対数にいたっては「0.3……とかだよね?」となってしまう。高校のとき学んだ数字でしっかり覚えているのはアボガドロ数 6.02 × 1023 ぐらいのものだ。(ネイピア数は $\sum^{\infty}_{k=0}\frac{1}{k!}$ をちまちま計算しないとぜんぜん出てこない)

そんなだから、とうぜん、1年が何日か、というのもすぐ忘れてしまう。そして、「1年が何日か」という知識は、日常必要になる場面がけっこう多い(だったら、覚えてもよさそうなものだけど、それができないからこその「数字を覚えるのが苦手」というもの)。ゆえに、その知識が必要になるたび奥さんに「1年って何日だっけ?」と聞かなければならなず、聞かれるほうも答えるのがいい加減おっくうであろうので、対策を立てることにした。

その対策はあんがいすぐ見つかった。「1年が何日か」を知りたければ、この曲を脳内で再生すればいいのだ。さっき試してみたけど効果は上々。「1年が何日か」がなかなか覚えられない人にちょうおすすめです。
「スクラッチ・アシッドをサンプルに使った Alt R&B!」ということで(ごく一部で)話題になっているシャミールの「ダーカー」ですが、「スクラッチ・アシッドをサンプルに使った」という部分のみに惹かれて聴くと、その使われているサンプルはあまりスクラッチ・アシッドっぽくないもの(「オウナーズ・ラメント」)なので、ちょっと肩すかしかもしれませんけど、「ダーカー」自体はひじょうに良質な Alt R&B なのでアルバムも聴いてみようと思っています。
あれは、何て雲なんだろ?

⇒「乳房雲」って言うらしいです。ふむ。
「郷に入っては郷に従え」ではないけれど、北米に来てから、外的条件のしからしむるところもあいまって、日本ではあまり食べなかったようなものをよく食べるようになった。日本に長く暮らしていた人が日本以外のところで暮らしはじめると、まず日本の食べものが恋しくなるらしいけど、ぼくは、あまりそういう恋しさは感じず、むしろ、日本では味わえなかった(あるいは、日本でも味わえはするけれどあえて味わおうとはしなかった)食べものとの出会いをたのしんでいる。以下、そういう出会いの一端。
以前、本の書き出しの一文を集めた本を紹介したことがありますが、そういう書き出しを集めた本をまた何冊か入手しましたので、紹介します。
翻訳はおもしろい。それなりに頭も使うし、その頭の使い方もふだんのそれとはちがうので、日ごろあまり使っていない筋肉をほぐすような気持ちよさがある。原文の言わんとするところは原語では分かるのにそれを日本語にしようとするとなかなかなめらかな日本語になってくれず苦吟することも多々あるけれど、だからこそ、うまいこと日本語になってくれたときの爽快感はひとしおだ。

いま、趣味的に、ソクラテス以前の哲学詩の断片、ブラジルの女性作家の短編小説、そしてあるアルバム収録曲の全歌詞といったところをぼつぼつ訳しているのだけど、これらは理屈っぽい書きものとはことなり、「とりあえず言わんとするところさえ伝わればいい」というものではなく、それらにこめられた「息づかい」のようなものも日本語に移さなければならないので、それもまた苦しく、おもしろい。

上に述べた作業中の翻訳は、仕上がり次第、現在準備中の翻訳サイト(じつはすでに仮オープン済みで、いまはとりあえず某所で公開していた訳詞を集めてある。ひまな人は探してみてください)で公開したいなと思っているけど、いつのことになるのやら。まあ、べつに誰に頼まれたわけでもなく、論文書きのあいまにもっぱらたのしみとしてやっていることなので、ゆるゆると。
ぼくは方向音痴だ。

このまえも、駅から5分ほどのところに行くのに20分くらいかかってしまった。しかも、これまで何回も行ったことのある場所で(ただ、それまではいずれも奥さんがいっしょだった)、スマートフォンの道案内アプリを見ながら行ったのに(ふしぎなことに、行けば行くほど、道案内アプリ上の道順を示す青い太線から遠ざかっていった)。

何回も行ったことのある場所ですらそうなのだから、はじめてのところに行くときどんなことになるかは言うまでもない。これまででいちばんひどかったのは東京都写真美術館に行こうとしたときで、東京都写真美術館はふつうに行けばおそらく駅から10分もかからずに行けると思うのだけど、何と3時間くらいかかったうえ、たどり着いたら閉館日でもないのに閉まっていた。そのときは、あまりのことに大笑いするしかなかった。
やっぱりこれでしょう。
英語圏で暮らしていると、言い回しそれ自体としてはなじみがあるのだけど、でも、(少なくともぼくは)学校ではならったことのない使われ方をされているものがけっこうあることに気づかされる。ぼくにとってそういう「なじみのある言い回しだけど、でも」というものの筆頭は、"Come on!"、"Excuse me?"、"Hello!"、そして "Please" だ。それらを、実体験、あるいは映画のセリフからの引用でちょっと解説してみる。
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