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休みの日はやはり聴音である。
つわけで、昨日から今日にかけて聴いたもののうち、新しめのものを中心に紹介。
- Yppah, You Are Beautiful At All Time , Ninja Tune
Shoegaze Meets Breakbeatsという言い方がこのアルバムにされてるのを目にもしたけど、あんまりシューゲイズ風味がばりばり前面に押し出されている、というわけではなく、さらに、おれが勝手に抱いている「ブレイクビーツ」というイメージにも合致しなかったけど、そんなことは大した問題ではなく、1曲目が始まった瞬間、かっこいい!と思わずヴォリュームを2目盛りほど上げてしまうような音。ただ、全体を通してちょっと単調なところがあり、それが残念。 - Julie Sokolow, Something About Violins , Western Vinyl
いやあ、これはいい。全体に手作り感が立ちこめる、朴訥なアシッドフォーク。女性版ティラノザウルス・レックスと言ったら褒めすぎか? でも、意識してることは間違いなく、小節終わりの節回しなんてもろな感じです。 - Jeff Samuel, Step , Trapez
一瞬「ブリープテクノ」という単語が頭をよぎるような直球ごりごりな電子音が乱舞する音像。でも、いわゆるブリープものと違って、メロウな上ものが乗ってくるんだけど、これがなかなかいい。通しで聴いても全然いけちゃいます。 - Dosh, The Lost Take , Anticon
某レコ屋さんの月間チャートで1位になっていて、正直あんまり期待してなかったんだけど、これはよかった。Mice Parade/Dylan Groupにエレクトロ風味を付加して、さらに初期カラオケカーク的な素朴な味わいを随所にまぶしたような音。Dabryeの傑作アルバムOne Three 1曲目をちょっとほうふつさせるような深いエコーがかかったサックスがいい。 - VA, A Raga For Peter Walker , Tompkins Square
この間チャットのとき、シータさんが「いま聴いてみたい音」として言及していたもの。「ラーガ」を謳ってはいるけど、そういう側面よりも、フェイヒイやコッケを引き合いに出したほうが説明としては分かりやすい、かな。で、このアルバムは、ご本人の演奏+他の人のカヴァーおよびリミクス、という構成。そのなかで聴きどころは、やっぱりJames Blackshaw。彼自身のアルバムO True Believers はまだ聴く機会にめぐまれてないけど、ぜひ聴いてみたいものです。 - Sufjan Stevens, Songs For Christmas , Asthmatic Kitty
ここ数年、サフジャンが身内のために書きためてきたクリスマスソングを5枚のCDにがっつり収録。Greetings From Michigan のような、思わず引き込まれてしまうような音作りではないけど、やっぱりいいな、としみじみ思わせてくれます。ボックスに封入されてくる各種おまけも素晴らしい。贈り物に好適。 - Holden, The Idiots Are Winning , Border Community
何枚か出ているミックスCDでおなじみのJames Holdenのオリジナル音源。これはくやしいけどかっこいいなあ。ぶっとくて、どこかぶっ壊れた感じが素敵。 - Raymond Scott Woolson, Accidental Grace Notes
Tristezaラインというかフリッパトロニクスというか、とにかく、ギター主体でドリーミーなインストを聴かせてくれるRaymond Scott Woolsonの新作。ちょっと微妙な風味を感じないではないけど、でも、リラックスして聴ける秀作です。 - Apse, Spirit , Acuarela
いや、わるくはないんだ。というか、ふつうの基準で言ったら「かなりいい」と言ってもいいぐらい。全体にゆったりしたテンポで繰広げられるダークな、ポストロック、というよりも、90年代初頭に聴かれた、日本では「ジャンク」と呼ばれていたような系譜に連なる「プレ・ポストロック」(!)とでも言った音。どこかで「抜け」が欲しかった、という気がする。 - Alva Noto, For , Line
Alva Notoの新作、というか、過去4年にわたって録りためられていた音源をコンパイルして、12k傘下のLineからリリース。今までのなかで一番アトモスフェリックな音、かもしれない。
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Various Artists A Raga For Peter Walker すばやいなあ!
12弦ギター繋がりでJames Blackshaw"O True Believers"にも惹かれたのですが、この人11月に来日してたのね。
"O True Believers"とGreg Hainesの"Slumber Tides"も中々良いので(なんとまだ18歳だって!)これらは、年末のお楽しみにしようと思ってますです。
12弦ギター繋がりでJames Blackshaw"O True Believers"にも惹かれたのですが、この人11月に来日してたのね。
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