ハゲてきた。 [自己紹介もどき]

知らない間に後頭部頭頂よりやや右側がハゲてきたようだ。

自分ではまったく気がつかず（って、そりゃそうだ。後頭部なんて見えないもん）、家族からの指摘で知ったのだが、自分でも合わせ鏡を駆使して確認してみると、なるほど、「10円ハゲ」とか「500円玉ぐらいの大きさ」とか、突発的なハゲの大きさを説明するのによく出てくるような生易しいものではなく、主観的な感覚では「グレープフルーツ大のハゲ」とでも言ったでかさのハゲができていた（写真をアップしたいところだけど、自分で後頭部の写真を撮るのは存外難しいことが判明）。

たしかに、ここのところ根を詰めることが多く、それに足並みを揃えるように煙草の摂取過多、睡眠不足など、髪にとってダメージとなることばかり重ねて来たわけだから、ある意味「宜なるかな」ではあるんだけど、にしても、「おれ、そんなに神経がか細かったのか」とその点が、そしてその点のみ、気にかかる。ただ、たしかこれはスガ（「糸」偏に「圭」）秀実が言っていたことだと思うんだけど、「フーコーは考えすぎてハゲちゃったことを思い返してみろ」みたいな発言を聞いたとき、「何を言うとるのや」と思ったけど、実際にハゲた今となっては、「そういうこともあるかも」と思いもし、そして、「何かちょっとカッコいいかも」とすら思ってしまうおれは、やはりお気楽なのかもしれない。

とはいえ、おれはそれなりに長めの髪型なので、そこへきて唐突にけっこうでかいハゲってのはなんかそぐわないよなあ、どしよかなあ、いっそのことすげー短くしちゃうか、ということと、ハゲた部分がツルツルしてて、そこが気になっていつもいじってしまい、結果頭皮がマイッテルみたいで、できものっぽいのができて痛い、というのが目下の悩みの種。まあ、この手の突発性ハゲは、ほっとけば半年ほどで髪が生えてくるらしいので、とりあえず放置。というか、おれにどうしろと。

つわけで、長身で長めの髪にでかめのハゲをこさえてるのがおれなんで、街で見かけた折は、よろしければお声をおかけください。