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言うまでもなく、英語辞書の金字塔、というか、アルファにしてオメガ……って、言い過ぎか。
ま、何にせよ、「辞書自慢」シリーズ、第2弾。
おれとOEDの馴れ初めを思い返すと、高校生の頃、柳瀬尚紀の『辞書はジョイスフル』を読んでその存在を知った、というところだろうか(それとも、同じ著者の『フィネガン辛航記』だったか)。
ついで、『OEDを読む』(研究社)を読んで矢も盾もたまらなくなり、大学の入学祝にOED書籍版全20巻セットを買ってもらうことになっていた……のだが、母の(とおれは聞いている)「置く場所がない」という反対により、その夢は敢無く潰え去った……。
結局、書籍版OEDを手に入れたのは、大学に入ってすぐ一人暮らしをはじめ、スペースに余裕が出来てからのことだった。しかし、おれが買ったのは、神田の古本屋で6万ほどの値が付いていた旧版全13巻のOED……それでも、買って数日は、ひねもすOEDを眺めて過ごす、という日々が続いた。
その後、当然CD-ROM版を買い求め、引く用途としてはもっぱらそっちを使っているのだが、「読む」となるとやはり書籍版の方が、断然いい。任意の1巻の任意の1ページ、という、この「任意」というやつが、CD-ROM、というか、電子版では実現できない。要は、「散読」できないのだ(それでも、書籍版は書籍版で、その物理的側面が、「散読」を妨げる、ということもあるのだが……)。
とはいえ、電子版には電子版のよさがあり、特に検索に関しては書籍版は及ぶべくもない。その引用に焦点を絞って、そぞろに検索をかけていると、いつの間にやら数時間……ということも少なくない。
以上諸々勘案して、薦めるならCD-ROM版、でしょうか。値段も安いし。つか、書籍版、プレミア付いてる。
ちなみに、OEDをネタにした本としては、既に述べた『OEDを読む』のほか、『博士と狂人』、Caught in the Web of Words 、The Meaning of Everything も非常に面白い書籍として推奨できるので、どうぞ。
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