News Mathematica No.427 メモ [趣味の数学]

何か、今回は目に止まる本が多かった。

Alten, H. et al., 4000 Jahre Algebra, Springer
代数学の4000年。副題は「歴史、文化、人物」。分厚い割りにアマゾンでは安い……が、発行年が2003年になってて、ユースドしかないというのはどういうわけだ？

de Morgan, A., On the Study and Difficulties of Mathematics, Kessinger
News MathematicaにはDoverのPhoenix Ed.のものが載ってたけど、こっちの方が安い。言わずと知れた「ド・モルガンの法則」のドゥ・モルガンによる……何だこれは？　どっかネット上でフリーで読めそうだけどな。

Friberg, J., Unexpected Links between Egyptian and Babylonian Mathematics, World Scientific
まあ、そんなに「べらぼうに気になる」ってほどではないですが、ちょっと中は覗いてみたい。

Mac Lane, S., A Mathematical Autobiography, A K Peters
何にでもうるさく口を出してくる、数学界の「大岡昇平」ことマクレーンの自伝。これは是非読みたい。

Pickover, C. A., A Passion for Mathematics, Wiley
副題の""Numbers, Puzzles, Madness, Religion, and the Quest for Reality"ってのの"Madness"ってのが気になったんで……。

Cox, D. A., Galois Theory, Wiley
Ideals, Varieties, and Algorithms のコックスなんで、分かりやすいのかなあ、と。

Dickson, L. E., History of the Theory of Numbers, Dover
読みたいけど全3巻で計1700ページっつったら、ちょっと「どうしようかなあ」と思っちゃうよな。そこまで数論に興味あるかってのもあるし。

Kashiwara, M. & Schapira, P., Categories and Sheaves, Springer
でも、Sheafものではやっぱこっちすかねえ。でも高いし。まあ、どっちもどっちか。

van der Waerden, B. L., Modern Algebra, Dover
あの名著がついにDover入り！（だが、アマゾンでは早くも品切れとはどういうわけか？　ま、よくあることだけど）　おれ、原著ドイツ語版持ってるけど、全然読んでないや。

Borel, E., Space and Time, Dover
"from the origins of geometry to relativity theory"だそーです。DoverはDoverでもPhoenix Ed.なんで高い。ネットでただで読めないかなあと思って（そんなんばっか）彷徨ってる途中、こんなん見つけました。どうかな？　refにデリダとか挙げてて、ちょっとアヤシゲではあるんだけど。

Scorpan, A., The Wild World of 4-Manifolds, A.M.S.
いや、タイトルがカッコよかったもんで……。

Whitehead, A. N., The Axioms of Descriptive Geometry, Dover
もうちょっと安ければなあ。だって、80ページで3000円はいかにも高くないですか？

Davies, M., Applied Nonstandard Analysis, Dover
かじいさん、どうですか？

Crosilla, L. & Schuster, P. Ed., From Sets and Types to Topology and Analysis, Oxford
構成主義数学もの。このオックスフォードのロジックシリーズ、どれも気になるけど、どれも高いよなあ。ところで、BellのSet Theory
も第3版が出たのか……。

Gabbay, D. & Woods, J., A Practical Logic of Cognitive Systems, Vol. 2, Elsevier
副題「アブダクションの射程」。もっと詳細が知りたいんだけど、エルセヴィアの商品詳細のページが飛んでる。