買い本 [本]

今日届いた分だけ。ほんとうは、ブログ休止中も相当数の本を買っているので、そちらについてはまあ追々、ということで。

Set Theory and the Continuum Problem Raymond M. Smullyan (Dover Publications, 2010)

以前オックスフォードの Logic Guides シリーズから出ていたものの Dover 復刊版。てっきり「キモ」の部分に焦点を当てて論述されているものとばかり思いきや、ふつうの（とはいえ、随所にスマリヤンらしい型破りなところを滲みださせた）集合論の教科書になっており、前提事項も控えめなので、初学者にもおすすめできる、かも。この調子で Gödel's Incompleteness Theorems とか Diagonalization and Self-Reference とかも Dover 版出してくれればいいのに。

The Many Sides of Logic (Studies in Logic Series) (College Publications, 2009)

最近ぽつぽつ集めている College Publications からの Studies in Logic シリーズの1冊。2008年にブラジルで行われたロジック・カンファレンスの際にサブミットされた論文を収録。索引も、そして何と目次もついていないので、どういう論文が収録されているか、ざっくりとしたところもお伝えできないのがつらいところだけど、ぱらぱら見てみたかぎり、（「かんたん」という意味ではない）基礎的なことから応用的なことまで、けっこう広い範囲の論文が収録されている模様。

Philosophy of Mathematics: 5 Questions (Automatic Press Publishing, 2007)

数学の哲学におけるものすごく有名な人たちに、その数学の哲学観を語ってもらおうという、これ以上ないくらいの好事家本。これからしばらくは寝るまえの読書本はこれでいこうかと。