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あいかわらず節操なくいろいろ聴いてるんで、メモ。某レコ屋さんの最新入荷とけっこうかぶってたりするけど、気にしない気にしない。
あと今回から、神雑誌を見ならってこころみに点数なんかをつけてみたりなんかしはじめましたけど、それほど歯をぎりぎりさせて採点しているわけではないので、まああくまで参考ということで。
Mango Sascha Funke (BPitch Control, 2008) |
81/100
何枚か聴いたことのある12インチがひじょうに凡作だったので、このアルバムもどうかなと思っていたのだけど、しょっぱなの淡々とした感じからじょじょに盛りあがっていき、さりとてバーストまではいかないというつつましさは、なかなかいい感じです。ちょっと初期Morrっぽいところもあったり。
I'll be new Sea Horse (Bric-a-brac Records, 2007) |
23/100
凡庸。
Raz Ohara and the Odd Orchestra Raz Ohara and the Odd Orchestra (Get Physical, 2008) |
68/100
うーん、わるくはないんだけど……という、この「けど」の部分がひじょうにびみょうな作。「アコースティックとエレクトロニクスのやわらかな融合!」とか、そういうバズワード的なアスペクトで言うと、そういうふうに言われるものってたいてい、もっとどっちかに針を振りきらせたほういい作品になっていたと思われたりするんだけど、これもそんな感じかな。
Belly Food for Animals (Hoss Records, 2008) |
74/100
「ふつうのヒップホップ文脈で語るより、オウテカやらエイフェックスの文脈で語ったほうが妥当」と言われてたりしますが、まあたしかに、いっぱんにイメージされる「ヒップホップ」のバックトラックよりも、かくだんにチキついてはいますね。ただ、演奏者の意図を根底からひっくりかえすようなことを言ってしまえば、ヴォイスが入っていないほうがよかった、ですね(それがなければ、たぶん80点台)。だいいち、「2人のラップの絡みが最強に狂っていて」なんて、嘘八百もいいとこですよ。全然狂ってません。
For Emma, Forever Ago Bon Iver (Jagjaguwar, 2007) |
76/100
これはむずかしいなあ。というのも、最初聴いた印象は地味なんだけど、聴いているうちにだんだんと効いてくる、そんな感じがするんですね。全体の雰囲気も「淡々と暗い」という感じで好ましいし。だから、第一印象73+予想最終点85÷2=79を3%ディスカウントして76点ということで。
59.59 Sian Alice Group (The Social Registry, 2008) |
75/100
「Velvets的な世界にトラッド・フォークと、Espres等にも通じる繊細なネオ・フォーク・スタイルをミックスした感じ」って書いてあったけど、そうですか? おれはあんま、「トラッド」と呼ばれるそれであれ、「ネオ」と呼ばれるそれであれ、「フォーク」要素は感じなかったですけど。あ、でも、ヴォーカルの雰囲気はたしかに「それ系」かもな。とはいえ、なんつうかもっとsauvageというか、粗暴な感じが漂っています。ともあれ、全体の雰囲気づくりとかも含めてトータルで見ると、けっこういいのではないでしょうか。
Come into My House No Kids (Tomlab, 2008) |
87/100
これは、人によっては「なんでSeahorseとかRaz Ohara and the Odd Orchestraがあの点数で、これがこの点数なのよ!」と言うかもしれないんだけど、いや、だって「肌ざわり」が全然ちがうんだもん。それは、この人たちが吐いた至言「ふつうにはモノクロームセットとアズテックカメラは一括りにして語られるけど、ぼくらにしてみればそれらのあいだには百万光年ぐらいの隔たりがある」ってのに通ずるところがあって、それをもっと分析的に言葉にできればいいんだけど(そして、それは言うほどむずかしいことでもない)、まあ、「聴けば分かるだろ」ってことで。つうか、べつにこんなふうにつべこべ言わずとも、全然ちがうのはあきらか、か。蛇足であった。
If Thine Enemy Hunger Jucifer (Relapse, 2006) |
83/100
山崎さんとこで「MELVINS meetsフレンチロリータ」と紹介されてたんで、「なぬ! それは何が何でも聴かなければ!」と思い、んでもって、新作はまだこちらでも手に入らないみたいなんで旧作を聴いてみたんですが、いや、これはイメージどおりの音だわ。最初の一発目のギターの音でMelvins!だもんね。ただ、「フレンチロリータ」って部分は、ややミスリーディングかな。さらに、好み的にはもうちとか細い声質のほうが好きなんだけど、とはいえ、相当フラットなうたい方で(後半になって声が裏返るほど叫びだしたりするけど)、これはこれでひじょうにいい。新作も手に入るようになったらぜひ聴いてみよう。
Quarstice Autechre (Warp, 2008) |
74/100
わるくはないし、「いつものオウテカ」って感じで安心して聴けるんだけど、そうした「安心して聴ける」という部分にやや物足りなさを覚える(どちらかと言えば前作Untilted のほうが「お、そうきたか!」という部分があった)。エイフェックスにしてもスクエアプッシャにしてもそうだけど、ここいらの「ワープ大御所勢」は、なかなかむずかしいところにきているな、という感じもしたり。
The Weather Inside Vervein (Scenery Records, 2005) |
77/100
うわあ、これはモロだ! いや、ここまで景気がいいと、点数も甘くなっちゃいますよねえ。
Safe and Sound Justus Kohncke (Kompakt, 2008) |
91/100
これは一聴したところでは、パンチには欠けるし、全体にどことはなしに(いや、あからさまに、か)二番煎じな雰囲気も漂ってるし、なんだけど、これがじっさいのところ、かなりの作であります。こういう「びみょうな差異」が出せるかどうかが「才能」ってもんなんでしょうな。
Like No One James T. Cotton (Spectral Sound, 2008) |
55/100
303やら606やら808やら909やらのオールド機材主体で制作された、ってことらしいですけど、ユニヴァーサルインジケータ以降、その路線で何かやろうってのはむずかしいですよね。まあ、この人にはDabrye名義でOne Three っつうどエライ傑作があるんで、いいとしましょう。
Colorloss Record Belong (St. Ives, 2008) |
(over 90/100)
いや、あんま多言は弄しませんけど、こりゃ色んな意味でずるいですよ。もうね、ある種の亡霊に(それも複数)かくじつに取り憑かれています。これはもう、好きな人はぜったい抗いえない音なんで、あんま点数つける意味もなし。
Dig!!! Lazarus Dig!!! Nick Cave and the Bad Seeds (Mute, 2008) |
43/100
うーん、やっぱりニックケイヴは初期の4枚(とくに3枚目)だよなあ、と年齢を感じさせるコメントしか出てこないですねえ。
Alegranza El Guincho (Mistletone, 2007) |
61/100
ピッチでパンダベアの名前を引き合いに出してレヴューされてましたけど、なぁんかそういうのって、体のいいハイプの一種だよな、と思ったり。要は、「たしかに、そう言われてみれば、だけど」という程度の類似しかない、ということです。何かちょっと陽気すぎるし。ただ、何かの拍子に引き込まれるようになる可能性も否定できず、そういう期待値もこめて、この点数。
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