スタジオヴォイス大放出 [雑]

昨日、本読み＆書きものの息抜きに古本屋にいったところ、店頭でスタジオヴォイスのバックナンバーが大放出されていたので、一気にいっといた。

で、以下がその一覧。いちおう、年代順に。

• マッキントッシュの伝説（1991年12月号）
  発行年が1991年だから、一番ハイエンドなモデルでMacintoshIIfxぐらいのころか？　そういうわけで、じっさいの役にはまったく立たないけど（当たり前だ）、岩谷「ロキノン」宏が相変わらずGUI批判を繰広げていて微笑ましい。
  
  
• ハイテク・フェティッシュ（1993年1月号）
  副題に「マックごときで満足できるか」とあり、上の特集のすぐ下に置くと、雑誌の基本スタンスである風見鶏なところがよく分かります。で、マックに替わる新たなPC勢力の特集か？と思いきや、これがたんにガジェット特集で、その上そのなかにはPowerBookも入っていたりして、節操のなさもここまでくると立派に思えてきます。
  
  
• ニューエッジ（1993年8月号）
  副題に「マルチ・メディアが創るポスト・サイバーパンク」とありますが、これだけではさっぱり分からない。まあ、特集名だけよりは色々と想像のしようがあるけど……にしても、「ニューエッジ」って何だよ。で、結局何か、と言うと、「最新デジものカルチャーファイル」みたいなところですかね。
  
  
• Loud Minority（1996年9月号）
  副題「国境を越える『少数者』たちの論理」ということで、マイノリティ特集。それなりにちゃんと読むところがありそうな特集です。
  
  
• Greatest Records（1997年8月号）
  「SV特選《永遠の名盤》ガイド」ということで、色んな人たちがお気に入りのレコをががっと挙げる特集。いやあ、こういうのはやっぱりいいですねえ。ちなみに、表紙は嶺川貴子、なんですが、初めてちゃんと顔を見た。
  
  
• Sexual Healing（1998年3月号）
  何でしょうね、この特集は。団鬼六と沼正三の対談、なんつートンデモないもんも載ってますけど、正直言ってそんなに面白くはないですね。
  
  
• ART BOOK PART 2（1998年11月号）
  アートな本特集。ただおれは、「アートな本」よりも、「アートについての本」のほうが何ぼか好きなので、そこいらについての言及があまりにも少なく残念。
  
  
• ラブラブ・エレクトン（1999年1月号）
  電子ゲーム特集……だが、一番おれの心をつかんだのは、トミーから出ていたポケットメイトだ！　つか、ポケットメイト全然「電子」でもなんでもないじゃん！　というツッコミは措いといて、ギャルゲーに関する論考も載っていたりするので、あとで読んでみよう。
  
  
• ULTIMATE LISTENER'S FILE（1999年3月号）
  またしても音盤特集号。この手の特集は、ふつうに買っちゃってますな。
  
  
• scandinavia（1999年7月号）
  スカンディナヴィア特集。スカンディナヴィアはまず、何と言っても言語がいいですよね。字とかも基本はアルファベットなんだけど、「å」とか「ø」とか、ミュータントっぽいのが紛れ込んだりして。
  
  
• ファンタジア150（2002年5月号）
  「いま、もっとも有効なファンタジー映画＆書籍150！」とのことですが、「有効」って？　ともあれ、これもガイドみたいなもんなんで、こういう「列挙」ものが好きなおれとしては、扱われている題材の如何を問わず、楽しめるのではないかと。
  
  
• アーキテクチャー＆アート進化系（2005年3月号）
  「アーキテクチャー」とか「アート」とか、こういう横文字を使ってる時点でおれのなかの警戒注意報がびんびん鳴り響くわけですが、まあ、最新建築事情他領域との交流添え、という感じの特集。知らなかったけど、シアトルの公立図書館ってコールハースが設計してるのか。こんど帰ったら行ってみよう。