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あれは、アメリカに行って間もないころ、夏の暑い日のことだった。スーパーに買い出しに行こうとバスに乗ると、ちょうど運転手さんが交代すると見えて、新しい運転手さんがラジカセを抱えてバスに乗りこんできた。そして、ラジカセの再生ボタンがおもむろに押され、ゆっくりとバスが走り出したときに聞こえてきたのは、ニール・ヤングの "Heart of Gold" だった。刺すような陽の光と、人もまばらなバスの車内と、窓から見える広大な風景と、ニール・ヤングの歌ごえ。開け放たれたバスの窓から吹いてくる風が、とてもきもちよかった。
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音楽を聴いてある特定の場所が思い出されるということは、ぼくにはあまりない(ただ、「それを聴いていたあのころ」というかたちで「時代」が思い出されることは、それなりにある)。それでも、そのようにある特定の場所が思い出される音楽がぼくにもまったくないわけではなく、Xiu Xiu の Air Force、Damien Rice の 9、そして Mahogany の Connectivity! を聴くと、アメリカに行ったばかりのころ住んでいた大学の学生寮を思い出す。
これらのアルバムをぼくは、寮にじゅうまんする喧騒をさえぎるように、ほとんど毎日、うす暗い部屋でひとり聴いていた。だから、これらのアルバムを聴くと、ぼくが住んでいた寮の部屋の様子や、あるいは学校のそこかしこの風景がフラッシュバックしてなつかしく思うと同時に、うら若い学生たちがかもす浮ついた雰囲気も想起され、すこしざわついた気持ちになったりもする。
これらのアルバムをぼくは、寮にじゅうまんする喧騒をさえぎるように、ほとんど毎日、うす暗い部屋でひとり聴いていた。だから、これらのアルバムを聴くと、ぼくが住んでいた寮の部屋の様子や、あるいは学校のそこかしこの風景がフラッシュバックしてなつかしく思うと同時に、うら若い学生たちがかもす浮ついた雰囲気も想起され、すこしざわついた気持ちになったりもする。
All Our Yesterdays Alien Sex Fiend (Anagram Records, 1988) |
1曲目の "Ignore the Machine" にあわせて松田道雄『育児の百科』にのっている乳児体操を超高速でやったらきゃあきゃあいってよろこんでいました。
ところで、各方面からおおいなる反撥をまねくであろうことを承知でいうと、エイリアンセックスフィーンドって「コイルとジグジグスパトニックを足して二で割った」って感じがしませんか?
ぼくの好きな日本の音盤
[音]
ぼくの好きな日本の音盤。
隣の男の子から誕生会へ
[音]
Y → No New York → Prayers on Fire という感じ。
どれも、かっこいい。
No New York はやっぱり、「いろいろなもののはじまりがここにある」という感じがすごくする。
あと、Prayers on Fire の「この商品を買った人はこんな商品も買っています」に出てくる音盤が、ほとんど持っているものでかつ好きなものばかりなので、それらをたてつづけに聴きたい欲望にとらえられている。
どれも、かっこいい。
No New York はやっぱり、「いろいろなもののはじまりがここにある」という感じがすごくする。
あと、Prayers on Fire の「この商品を買った人はこんな商品も買っています」に出てくる音盤が、ほとんど持っているものでかつ好きなものばかりなので、それらをたてつづけに聴きたい欲望にとらえられている。
「魂」というものがあるのかどうか、ぼくには分からない。それでも、「魂に突き刺さる」と形容したくなる音楽がある。そして、それはしあわせなことだ。
その昔フリッパーズ・ギターのふたりが雑誌のインタビューかなにかで「アズテック・カメラとモノクローム・セットのちがいが分からない人がいるけど、ぼくらからするとぜんっぜんちがうからね」というようなことを言っていて「アズテック・カメラとモノクローム・セットのちがいが分からない人とかさすがにおらんだろ」と思った。
音楽で「俺ジャンル」のようなものを設定してその俺ジャンルに沿って手持ちのレコードなりCDなりを分類している人はけっこういると思うのだけど、世間でいっぱんに「ミニマルテクノ」と呼ばれている無機質かつあまり展開のない電子音楽のサブジャンルとしてぼくは「ひたひた系」と「淡々系」というのを設けている。このふたつのサブジャンルのちがいというのは、そのちがいを設けた本人ですら「うーん、これはひたひた系かな? それとも淡々系かな?」と分類に困ることがしばしばあるような代物で、「だったらそんなサブジャンルなんて設けなくていいじゃん」と言われてしまうかもしれないのだけど、でも、「ひたひた系」と「淡々系」のあいだに、びみょうではあるけどたしかなちがいというのがあるのです(すくなくともぼくのなかでは)。
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