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内容の紹介を追記しました。
毎年、哲学者年刊 Philosopher's Annual が9月になると、前年度に公開された哲学論文からベスト10を選ぶという企画をやっており、今年も2008年度の哲学論文ベスト10が発表されたんですが、そのなかから随時2本ずつ読んで、かんたんな内容紹介と感想をちんたら書き連ねていこうかと思います。
ちなみに、「ベスト10」といっても、それらのなかで順位づけがされているわけではなく、いきおい、ここでの読む順番も論文の出来を反映したものではありません。
とっとと読まなければならないにもかかわらず、ともすると放置してしまいそうなので、そうした傾向をどうにかせんと、とりあえず記す。とくに、内容についての解説などはないので、スルー推奨。
- Thoraf Skolem, "Some Remarks on Axiomatized Set Theory" (in From Frege to Gödel)
- Paul Benacerraf, "What Numbers Could Not Be" (in Philosophy of Mathematics. Also available at JSTOR. I'm not sure whether anyone can access this article)
何をやろう/考えようとしているか、一目瞭然、ですね。
カントペーパー書きの息抜きに、以前ちろっと言及したことのある「スピノザ=ホッブズの、政治=神学をめぐる含蓄的からみあい」についてまたすこしリサーチをすすめているとき(こんなことを「息抜き」にしているなんて、おれも焼きがまわったものよのう……)、"How to Write Scriptures: Words, Authority, and Politics in Thomas Hobbes"という論文が、シカゴ大から刊行されているCritical Inquiry に所収されていることを発見したのだけど、この論文が所収されている号の他の執筆者がものすごくって、ポール・ヴェーヌ、カルロ・ギンズブルグ、ジョン・ロールズ、そしてハル・フォスターという、もはや何を扱っているジャーナルだか分からなくなるぐらいの豪華さ。
なもんで、とうぜん「最新号はどんな面子なんだろ?」と気になり見てみると、ランシエールやらトドロフやら、あいかわらずビッグネームが名を連ねている。また、昔の号にはなかった「気になる本」みたいなセクションが最新号にはあり、これもおおいに参考になりそう(たぶん、あとでこのなかから何冊かさらにピックアップした書誌を紹介する、と思う)。
つわけで、学術誌を読める環境にある人は、のぞいてみる価値あり、と思われます。
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