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すれちがいとその克服
[雑]
ある人(ここで、そのある人を「A さん」と呼ぼう)の信念体系内ではある命題 a が導出不能でも別のある人(ここで、その別のある人を「B さん」と呼ぼう)の体系内ではそれが導出可能かつ B さんが命題 a を主張しているとき、B さんが A さんに「それはおかしい」と言ったら A さんが「でも、お前はその a を主張しているではないか」と言う場合がある。また、A さんの信念体系内ではある命題 b が導出可能でも B さんの体系内ではそれは導出不能なとき、B さんが A さんに「それはおかしい」と言う場合もある。どちらも、自分の信念体系が相手のそれと同一であることを前提にしているけれど、ある人の信念体系がまた別のある人のそれと同一であるとする根拠は一般的にはなく、じっさいのところ、同一であることはあまり多くないように思われる。だから、相手の主張に異を唱える場合(あるいは、自分の主張に異を唱えられた場合)、その主張が拠っている相手の(あるいは、自分の主張に異を唱えられた場合には、自分の)信念体系をまずは吟味したほうがいい。
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ラモーンズのコピーバンドをぶっつけ本番でやらされる夢を見た。
いわゆる「意識高い系」と呼ばれる人たちがうとまれるわけは、口だけ達者で(ただ、「意識高い系」と呼ばれる彼や彼女たちがほんとうに口達者かどうか、そこからしてあやしいところなのだけど)行動がともなわないということ以外に、自らの意識の高さを他の人にも押しつけるからではないか。少なくとも、ぼくのように意識が限りなく低いものからしてみれば、そういう人はとてもうとましい。「おれはおれで低いところで滞留しているからあなたたちはあなたたちでよろしくやってくれよ」と思う(こう言うと、おそらく意識の高い人たちは、「そんなことだから世の中よくならないんですよ!」と言ってくるかもしれないけど、そのときには、聖ベルナールのものとされる言を引きつつ、前のめりのやる気と空回りする善意がいかに世の中をかきまわしてきたかをとうとうと語ることにしよう)。
ロッキー・エリクソンの来日公演が延期に。
これ、チケットを売りはじめるまえにビザおりるかおりないか判明しないんですかね。(もっとも、ロッキー・エリクソンなんていかにもビザがおりなさそうなので、「ビザがおりるの確実!」となってからチケットを売りはじめてもよかったのではないか、とも言えますが)
これ、チケットを売りはじめるまえにビザおりるかおりないか判明しないんですかね。(もっとも、ロッキー・エリクソンなんていかにもビザがおりなさそうなので、「ビザがおりるの確実!」となってからチケットを売りはじめてもよかったのではないか、とも言えますが)
父とお寿司屋さんに行ったとき、村上春樹に遭遇したことがある。「お勘定お願いします」と言ったその声が思いのほか野太くて、ちょっと意外だった。(そして、村上春樹が帰ったあと、父がお店の大将に「春樹さん、よく来るんですか?」と聞いたら、「よく来ますよ。というか、知り合いじゃなかったんですか?」と言われていた。父は水丸さんと仲がよかったので、村上春樹ともそれなりに親交があると思われていたんだろうな)
あれって、なんなんだろう?(可能性としては、「村上春樹を読んだことがない」ということが何らかの「含み」を持っており、それがゆえに「村上春樹を読んだことがない」と表明することが同時にある「立場」の表明にもなっている、ということが考えられるけど(そうでもなければ、聞かれてもいないのにわざわざそれを言うことの理由がよく分からなくなる(もっとも、すべてのことに理由がなければならない理由もないわけで、人はいつだってとりたてたる理由もなくあらゆることをなしうる(ただ、それにしたって、「聞かれてもいないのに『村上春樹を読んだことがない』と表明する人」にはけっこう出くわした覚えがあるので、そんなにも多くの人がみんなとくだんの理由もなしに聞かれてもいない「村上春樹を読んだことがない」表明をなしているとは考えにくい)))、だとしても、「村上春樹を読んだことがない」というのがどういう「含み」を(かりにそれがほんとうに「含み」を持っているとして)持っているのか分からないので、こちらとしては「へえ」以外の反応のしようがない(憶測でものを言えば、「村上春樹を読んだことがない」という表明は、「村上春樹=ベストセラー作家=メジャー=通俗=ふつう」という(それこそ通俗的な)イメージを前提に、「村上春樹を読んだことがない」と宣言することが「ぼく/わたしはふつうとはちょっとちがう」の表明になっている、のかもしれない(ただ、ぼくが見聞きした範囲でも、聞かれてもいない「村上春樹は読んだことがない」宣言はけっこうな数にのぼるので、もし「ぼく/わたしはふつうとはちょっとちがう」という含みがこの宣言にこめられているのだとすれば、その宣言の効果はあまりかんばしくないと言わざるを得ないのだけど(そして、こういうふうに間接的にではなく、直球で「ふつうとはちがうぼく/わたし」をアピールされても、やっぱり「へえ」と返すしかないのだけど))))
やっぱりこれでしょう。
高校の卒業文集に「自分の時間は小さいころ止まってしまった」と書いた彼の時間は、ふたたび動き出しただろうか?
彼とわが身を隔てているものについて考えている。
(if any)
時間の止まってしまった彼は、休み時間、教室の机から机を遊歩したり、かと思うと、教室のすみで耳を指でふさいで一点をじっと見つめていた。
そんな彼とやりとりするものは、いなかった。たまにいるにしても、そうした彼のエキセントリックとも言える挙措をからかうような輩ばかりであった。ぼくは、そうした連中をとてもうとましく思っていた。
卒業式の日、ぐうぜん彼と購買で出くわした。彼は、いつもと同じ様子で紙パックのジュースを飲んでいた。ぼくは、彼が卒業文集によせた文章にとても感銘を受けた旨、彼に伝えた。すると彼ははにかんで、くだらない文章だけど、と謙遜しながら、自分の感じるところをすなおに書いた、と言った。
ぼくは、ちっともくだらない文章ではなかったし、そしてそこに書かれてることは何だか理解できるような気がする、と言った。そして、また時間が動き出すといいね、と握手をして彼と別れた。
いまでもときどき彼のことを思い出す。そして自問する。ぼくの時間は動いているだろうか?
彼とわが身を隔てているものについて考えている。
(if any)
時間の止まってしまった彼は、休み時間、教室の机から机を遊歩したり、かと思うと、教室のすみで耳を指でふさいで一点をじっと見つめていた。
そんな彼とやりとりするものは、いなかった。たまにいるにしても、そうした彼のエキセントリックとも言える挙措をからかうような輩ばかりであった。ぼくは、そうした連中をとてもうとましく思っていた。
卒業式の日、ぐうぜん彼と購買で出くわした。彼は、いつもと同じ様子で紙パックのジュースを飲んでいた。ぼくは、彼が卒業文集によせた文章にとても感銘を受けた旨、彼に伝えた。すると彼ははにかんで、くだらない文章だけど、と謙遜しながら、自分の感じるところをすなおに書いた、と言った。
ぼくは、ちっともくだらない文章ではなかったし、そしてそこに書かれてることは何だか理解できるような気がする、と言った。そして、また時間が動き出すといいね、と握手をして彼と別れた。
いまでもときどき彼のことを思い出す。そして自問する。ぼくの時間は動いているだろうか?
も。
天真爛漫で愛される「スペシャルお子様ランチ」タイプどうしてこの結果になったのかほんとうにわからない。あなたは、カラフルなプレートのお子様ランチがとっても似合いそう!うん、子供がそのまま大人になったようなピュアな人 ですね。欲しいものは欲しいし、自分の感情をストレートに表現したい。でも、愛くるしい素直な性格なので、周囲からも理解を得られているよう。ただ、金銭 感覚の無さがタマニキズ。未来の自分を想定しながら、地に足をつけてみて。
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