「コミュニケーションはむずかしい」と言うことの欺瞞 [雑]

またしてもaurelianoさんがらみのことで、しょうじき自分でもうんざりしちゃうのですが（だって、どのエントリを見ても、まるで大量のダニに寄生されてしまった布団のように、無尽蔵にほこりが出てくるんですもの）、書こうと思ったことはその場で書いておいたほうがいいと思ったこともあり、また、以下に述べることはただ専一にaurelianoさんにのみ関わることでもないので、書いときます。

パラドクスは矛盾ではない [雑]

先日「これは、たしかに、ひどい。」で取りあげたaurelianoさんの「ゲーデルの不完全性定理は世界は矛盾していることを証明している」というトンデモ発言について、このたびめでたく自らの解釈の非を認め、くだんのトンデモ発言に関して訂正がなされたので、この件については一件落着えがったえがった、と思う一方、訂正発言がなされたエントリ全体を見ると、何か「ほんとに反省してんのかなあ」と思ってしまう弁解がましさ、つまり、「おおすじでおれはまちがってなかったんだけど、ほんのちょぉーっとだけポカしちゃったんだよね」とでも言いたげな雰囲気がぷんぷんしており、そして、ある重要な点においていまだ勘違いをされているようなので、あえてふたたびaurelianoさんの発言を取りあげる。

出来のわるかった問題 [雑]

Aを「アンドリューはオバマに投票した」、Bを「ボリスはマケインに投票した」、Cを「カーラはオバマに投票した」、Dを「ドロシーはネイダーに投票した」、そしてEを「エドゥアルドはバーに投票した」とする。そのとき「『アンドリューとカーラがオバマに投票しなかったとしたらボリスはマケインに投票しなかった』か、もしくは、『エドゥアルドがバーに投票しなかった場合にのみドロシーはネイダーに投票した』ということはないか、どちらかである」を記号化せよ。

こう書くと、何のむずかしいことがあろう、という気がしますが、この問題の完全正答率（つまり、部分正解のものを省いた率）が、何と4.35%！　落ちついてひとつひとつのパーツをじゅんぐりに記号化していけば、よほどのことがないかぎり正解に辿りつけると思うんですが、みんな何かへんなところをこねくりまわしてしまっており、かような正答率になってしまったようです。

つまずきどころ [雑]

昨日めでたく採点を終えた初等論理学のテストですが、採点しているとみんながどこでつまずくのかが見えてきて、なかなかおもしろいです。そういう、論理学ビギナーがつまずきやすい点のなかで、次の2点がとくに目立っていました。

今日のうちに [雑]

ラッセル『数学の原理』第1部第1章の訳は全部終わらせてやろう、といっしゅん思いましたが、どうにも眠くて英語→日本語の変換回路がぜんぜん働かず、断念。英語のものをそのまま読む分には、まあそりゃあ平生よりは速度は落ちますが、そんなには支障を感じないのに、2カ国語間をまたぐと、もうだめ。ふしぎっちゃあふしぎなような、当たり前っちゃあ当たり前のような。

それにしても、おれはそれなりにここいら（とは「どこ」か？）のことを知っているので（あまつさえ、こんな続きものもやっているわけで。ああ、これも再開させたいものである）、訳文のできを云々しなければ（これは、相当程度ひどいのではないか、と自分でもおそれている）、「なるほどね」と思いながら読み進められるのだけど、そんなにここいら（だから、どこ？）のことに詳しくない人には、これ、どうなんでしょ？

つうか、おれはとっとと寝るべきである。

それ自身の、それ自身による説明 [雑]

Id quod per aliud non potest concipi, per se concipi debet.
(Spinoza, Ethica, Axioma II)

「数式がめったくそ詰まった本を読みたい！」なんて言いましたが [雑]

よくよく考えたら否応なくそういうブツを読まなければならない境遇にそろそろなるのでした。そうなったら今度は、「数式ばっかりの本なんてもうたくさんだ！　字がめったくそ詰まった本を読みたい！」とか言い出すんでしょうか。言い出すんだろうな。

おおいそがし [雑]

いろいろと、ほんと、おおいそがしです。

開店休業 [雑]

こなさなければならないタスクが多すぎて、とてもブログまで手が回りません（そんなのはいつものことだろう、と思われる方もいるかもしれませんが、今週、というか、今月と来月はとくにそうなのです）。なもんで、何か実のあるもの（というのは、買ったり借りたりした本や、聴いた音楽の紹介エントリではなく、何かあることに関して「おれはこう思う」というようなエントリ）を書きたいと思えど、ままなりません。

いろいろ [雑]

昨日投稿したつもりで消失してしまった記事の再現。