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先ごろからヒーヒー言ってる原稿書きですが、いよいよ佳境に入ってきて、なれない、というか、日本語でも書いたことがない謝辞や献辞なんてえものを書いてます。ふだん本を読むときでも、ここいらはけっこう飛ばしちゃってたりしてるんで、どういうふうに書いたらよいのかについてのイメジも漠然にしかなく、それなりに苦労しております。つっても、本文を書く苦労に比べれば、ほんと屁のようなものですが。
理屈っぽい書物の巻末にはたいてい、その本を書くさいに参考にした文献表が付いており、そしてときに、本文の量に比して不釣合いなぐらい膨大な量の文献が挙げられていることがあるけど、いままでそういう「本文の量に比して不釣合いなぐらい膨大な参考文献表」を見るたびに、何か衒学趣味めいたものを感じもし、「それほどの量の文献に目を通さなければものは書けないものか」という疑問を感じもしてきた。だけれども、いざ自分でそうした「理屈っぽい」書きものをものしていると、参照する文献が膨大になることがあっても何のふしぎもないと思うようになってきた。
原稿書きに明け暮れていたので、とくに何も書くことはございません。とっととこの原稿書きから解放され、いろいろと半端な状態で中断しているもろもろ(プリンキピア・マテマティカを読むだとか不完全性定理論文の訳だとか、あと、中断しているわけではないのだけど、ゲーデルの「ラッセルの数理論理学」をけっこう読み込んだので、それなりに詳しい註を付けながら訳すとか)を再開させたいものです。
PCっつってもMacなわけですが(ただ、「PC」という略語はほんらい「パーソナルコンピュータ」を指すわけで、ゆえに、この言葉が排他的にWindowsを指す現状がおかしいと思うのだけど)。
iPhoneを買ってからというもの、そういうことが多くなったような気がする(ちょっとした調べものやメールチェックなどは、ほとんどiPhoneで事足りるので)。
Leiter Reports: A Philosophy Blogで「20世紀最高の哲学者は誰か?」を決する投票が行われていたのだけど、最終的な結果が出たようなので、その上位10人をちょろっと紹介。
- 数学の不可欠性 indispensability について。とくに、クワインが「数学→科学諸理論」という方向での不可欠性を説いていたことの証拠をつかむ。
- 形式主義 formalism と規約主義 conventionalism の関係について
以上について考究。
ざっくりとではあれ、ゲーデル著作集全5巻に目を通したあとで『ゲーデルと20世紀の論理学』第4巻所収の戸田山さんのものを読むと、「ほとんどゲーデル著作集のイントロダクトリパートをまとめただけなんじゃ?」などと傲岸不遜なことを思ってしまう。
もちろん、「まとめるだけ」とはいえ、あそこまで手際よくまとめられるのはそれだけで賞賛の対象であるし、ゲーデル著作集のイントロダクトリパートではふれられていないようなゲーデル研究の最新動向についてもふれられているので、じっさいには「まとめただけ」のものではないのだけど。
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